ウィスキーマン男はつらいよ

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ウィスキーの記憶

ウィスキーが出てくるシーンといえば父世代は西部劇を思い浮かべるそうだが、私はよくある紳士が自宅で客に「どうかね?」と勧めている姿が思い浮かぶ。

グラス1/5ほどのストレートウィスキーを乾杯しそして密計をめぐらしたりあるいは熾烈な駆け引きをしたりするのだ。

昔は刑事コロンボを真似てバーボンを飲んでいたが、スコッチに変わり今はスコッチと国産ウィスキーを半々くらいで楽しんでいる。

ストレートウィスキーに合うツマミというと難しいのだが、個人的にはオンザロックや水割りにすればウィスキーは和食に合うと思う。スコッチもいけるがその点やはり国産ウィスキーの方が晩酌向きに出来ていると感じる。夕飯の最後の残り物をかき込んで薄くなったオンザロックで流し込んでしまうと良い気分だ。

スーパーに見慣れないサンピースウィスキーという三重県産ウィスキーが置いてあったので買ってみたところ美味かった。口当たりが良く日本人向きでどこのウィスキーか確かめたら金宮焼酎で有名な宮崎本店だった。見慣れないと書いたが作られ始めたのは戦後の混乱期とあるから他の大手の国産ウィスキーと歴史はさほど違わない。ボトル千円クラスのウィスキーではかなり美味い方だと思うが地元民にさえさほど知られず、白っぽいシンプルなラベルを見ていると腕はあるが質素な暮らしの田舎剣客のように思えた。